| |
肌トラブルと排泄障害について
●肌トラブルについて
前提として、老化による高齢者の肌は保湿力が減って乾燥しやすいです。
そんな乾燥している肌は傷つきやすく、崩れやすい状態になっているので外からの刺激も受けやすく傷つきやすいので注意が必要です。
●肌ケアについて
過剰な水分が常に肌に触れているとダメージを受けやすいです。
排泄量に見合ったおむつを選び、夜はできるだけ吸収量の多いものを選ぶなど。
可能な範囲で、排尿のタイミングに合わせておむつを替えましょう。
変化にいち早く気づくことが皮膚トラブルなどの早期発見です。
●排泄障害について
高齢になると、身体の衰えが顕著にみられます。
排泄障害も例外ではありません。
多くの方が失禁や頻尿などの悩みを抱えておられ、それはとても大変デリケートな問題ですが日々向き合い、精神的にも支えてあげて下さい。
●排泄障害の基礎知識
健常人であれば、尿は弱酸性です。
※ちなみに、摂取する食物によっては変動すると言われています。
・動物性食品を過剰摂取すると酸性側に傾きます。
・植物性食品を過剰摂取するとアルカリ性側に傾きます。
ここで、排尿を放置すると雑菌が繁殖して化学変化が起きて、尿がアルカリ性に傾いていくのです。
アルカリ性になった尿は肌に対し刺激が強く、肌トラブルの原因になります!
また、おむつの吸収量より排尿が上回っていたり、おむつを取り替えず、長い時間肌がムレた状態だと皮膚がふやけ、肌トラブルの一環になります。
●排泄障害のタイプ別症状
�”冉�
●トイレが近い…
●緊張するとトイレが近い…
●外出するとトイレが近い…
�∧�圧性尿失禁
●咳やくしゃみでモレる…
●我慢できないでモレる…
●ちょっとした運動をするとモレる…
��切迫性尿失禁
●急に尿意を感じる…
●トイレに間に合わない…
●漏らしがちである…
�ぐ醂�性尿失禁
●排尿開始までに時間がかかる…
●排尿に勢いがない…
●尿が出にくく、残尿感がある…
�サ’柔�尿失禁(ADL低下による)
●トイレまで間に合わない…
●トイレが汚れて困る…
�Φ’柔�尿失禁(認知症によるもの)
●トイレと違う場所で排泄する…
●トイレの場所がわからない…
●排泄予防(訓練)
排尿トラブルを改善したい方は簡単な運動でも改善できますので、毎日少しずつ行ってみましょう♪
�”冉△砲�膀胱訓練
■方法
・我慢する訓練
トイレに行きたくなっても、すぐにトイレにかけ込まないでなるべく尿意を我慢します。
何度目か尿意が落ちついた所で急がず、我慢しながらトイレに行くようにします。
はじめのうちは、5分、15分と徐々に我慢の時間をのばしていきます。
毎日繰り返すと膀胱が広くなり、少しずつ溜められるようになります。
薬物療法との併用にすると効果的です。
3時間の間隔があけられるようになれば、排尿を自分の意志でコントロールできるようになったと言えます。
�∧�圧性尿失禁には骨盤底筋訓練
骨盤底筋は、尿道や肛門を締める役割を果たしているため、この筋肉を強くすると腹圧性尿失禁などの予防になります。
■方法
・朝晩の布団の中でできる運動
あお向けの姿勢で、足を肩幅に開いてひざを立てます。
肛門・尿道・膣をきゅっと締めたまま5つ数えます。
この動作をできるだけ繰り返します。
・新聞を床に広げて読む時にできる運動
床に四つんばいの要領でひざをつき、ひじを立て、手であごを支えます。
この姿勢で肛門・尿道・膣をきゅっと締めたまま5つ数えます。
この動作をできるだけ繰り返します。
・キッチンや職場でできる運動
手足を肩幅に開いて立ち、両手を机にのせます。
全体重を腕にかけて、背中をまっすぐに伸ばし、顔を上げます。
この姿勢を維持し、肛門・尿道・膣をきゅっと締めたまま5つ数えます。
この動作をできるだけ繰り返します。
・家でテレビを見ている時、バスや電車に乗っている時にできる運動
椅子に座った状態で、足を床につけて肩幅に開き、背中をまっすぐに伸ばし、顔を上げます。
肩の力を抜き、お腹を動かさず、肛門・尿道・膣をきゅっと締めたまま5つ数えます。
この動作をできるだけ繰り返します。
��切迫性尿失禁には膀胱訓練や骨盤底筋訓練
膀胱訓練や我慢できるように骨盤底筋訓練も有効と言われています。
また、薬物投与による方法もあります。
※副作用もありますので医師の診断を受けて下さい。
�ぐ醂�性尿失禁には尿道の閉塞訓練
残尿を減らすためには、尿を出しきるように軽く手のひらでお腹を押し、ぎゅっと尿道を締めます。
数回繰り返し、尿を出しきります。
それでも、残尿がある場合は定期的に柔らかい管(カテーテル)を尿道から膀胱に入れて、そのつど尿を取り除く「導尿法」を行います。
泌尿器科で専門家に診断・指導を受けて、日常生活の中で自分で導尿を繰り返し行いましょう。
●排泄ケアの心得
排泄ケアを行う上で、重要なポイントはコミュニケーションです。
健康的な生活を一緒に築きましょう。
|
|